鈴鹿スタートアップ
研究助成
「鈴鹿スタートアップ研究助成」
応募開始のお知らせ
日本耳科学会は、故鈴鹿有子先生からのご寄付をもとに若手会員の耳科研究の活性化に寄与することを目的として「鈴鹿スタートアップ研究助成制度」を設けました。この研究助成制度は、新たに自身で研究をスタートしたいと考えている若手医師への助成を目的としています。特に文部科学省科学研究費、その他研究助成未取得者の臨床、基礎研究に対して助成を行います。
助成の対象者
応募締め切り日において40歳未満の会員歴を有する医師、研究者
下記の助成対象の研究を行い、所属する教室・施設の長の推薦が必要です。
新たに自身で研究をスタートしたいと考えている文部科学省科学研究費、その他研究助成未取得者の臨床、基礎研究を積極的に選考します。
助成対象候補
- 聴覚中枢に関する研究
- 難聴の疫学に関連する研究
- 中耳感染・炎症と防御機構に関する研究
- 新たな聴覚検査機器の開発に関する研究
- 耳科疾患の新たな治療法に関する研究
- 耳科学に関するユニークな発想に基づいた研究
研究助成金額・人数
年総額 150万円
1件につき年50万円を基準とし3名程度。
(原則採択者の1名以上は女性研究者とします)
交付の対象となる経費
研究に直接要する物品の購入費用、その他研究推進に必要な費用(必要であればパソコン、旅費などへの使用も認めます)。
その他
- 1施設からの申請は1名に限ります。
- 助成1年後に研究実施状況報告書を提出していただきます。
- 助成2年以内に日本耳科学会学術集会において研究成果の発表していただきます。
- 助成2年後に支出報告を提出していただきます。
- 助成3年以内に論文発表することが望ましいです。
- 助成者の学会発表及び論文発表時には日本耳科学会鈴鹿スタートアップ研究助成(英語名:Japan Otological Society Suzuka Startup Research Grant)への謝辞を記載してください。
応募方法
申請者は、下記の書類を学会事務局に提出してください。
- 履歴書(様式任意)
- 研究助成申請書(HPよりダウンロードすること)
*上記を印刷した書類1部、および、履歴書(pdf)と研究助成申請書のエクセルデータを格納したUSBメモリを学会事務局(otology@nacos.com)宛にお送り下さい。
応募締め切り
2024年4月20日(土)(当日消印有効)
なお、後日(5月上〜中旬ころ)選考に際し、申請者にはwebで申請研究内容について簡単なプレゼンテーションをお願いすることがありますのでご承知おきください。
第1回日本耳科学会
鈴鹿スタートアップ研究助成受賞者
理事会で選考の結果、標記日本耳科学会鈴鹿スタートアップ研究助成は下記の会員に贈ることが決定いたしました。
受賞者 | 研究課題名 |
---|---|
佐原利人 会員(東京大学) |
AMPA受容体を介したヒト脳における人工内耳手術後の聴覚可塑性神経基盤の解明 |
部坂奈生 会員(太田総合病院) |
ポータブルな耳内診察機器を用いた遠隔医療システムの構築 |
村井尚子 会員(京都府立医科大学) |
ヒト内耳オルガノイドを用いた障害モデルの作成と薬剤スクリーニングへの応用 |
令和6年7月26日
一般社団法人日本耳科学会
理事長 欠畑誠治